
一昨日の夜にご相談いただいた野良ちゃんの子猫に、届けるお薬でした。
この子は保護してくださる方が見つかっていて、ノミだらけに加えて、猫風邪の目脂で瞼が塞がっているとのこと。
それらに必要なお薬とケイジを届ける予定で、朝からバタバタと、ぴー助のお世話、ぴー助が居る部屋の掃除、子猫のお世話、子供の弁当作って児童クラブへ送り出して、施設の空調チェックに行って、やっとこさ出れたのが11時過ぎ。
その方が保護されるまで、道路に飛び出してはいけないので、小屋の中でその方のお仕事が終わるのを待つ予定だった子猫。
小屋は第三者のもので、エアコンも扇風機もあるので、行動制限するだけで良かったのですが、いたましい事故に繋がりました。

暑かろうと思われたのか、氷。
藏田が段ボールを開けたとき、

冷え切った子猫が、かすかな虫の息をしていました・・・・・・

とっさの緊急事態に一秒思考回路が停止。
今、一刻を争いしなければいけないこと!
とにかく暖めなければ!!!
この間までカイロは車にあったのに、降ろした直後。
偶然にも小屋にあったので借り、ドライヤーを借りて全力で暖める。
受け入れ先の病院を探して、全速で病院に搬送。


手足、真っ白・・・・・
体温がまだあがってこない・・・

先生が処置中、ドライヤーで保温。

徐々に体温が上昇し・・・
この間、20分くらいだったと思う・・・
意識は無いけれど、とろーん、とろーん、だった呼吸レベルが上昇し、自発呼吸が少しずつ回復、


暖かい高濃度酸素室に移動。

どうか、どうか、意識が戻りますように。
あなたを助けようとしてくれた方が待っている。
それはすぐそこにあるから、
どうか、その方のもとに、無事行けますように!!!
そう願い、
強く願い、祈りを込め、
とても厳しい状態なのを重々承知で先生に託し、
病院を出ました。
18時14分。
携帯が鳴り
それは、眼が醒めたか、
天に還るかのお知らせの着信で、
その着信は、今、息を引き取ったとの連絡でした。

朝は元気にご飯をねだっていた子猫。
暑かろうと思われ、そばに置かれた氷が凶器となった。
蓋を閉められた段ボールは冷蔵庫の中のような状態となった。
低体温により、血管が縮み、脳に酸素が行かなくなった。
脳梗塞と同じ状態になった。
その時間を聞くのが怖い。
今日は火葬せず、
藏田もこのところ想うことがあり、
やりたいことをやらせていただいてから、
神様にお返ししようと思う。
今は、
これまで。