藏田です。
今日は総勢4匹の猫が診察に行きました。
オフィスから、三毛かーさん(♀)と、カウちゃん(♂)。
そして、新入り茶トラくん(♂)はワクチンと便検査、被災猫ぴー助(♂)はまたもや糞詰まりにてその処置に。

左から、ぴー助、カウちゃん、新入り茶トラくん、三毛かーさん。
野良ちゃんの場合はキャリーを破壊して出てくる子も居るので用心してキャリーごと猫袋に入れてます。

待合中の三毛かーさん。
ペットシーツをビリビリに破って、「出して~~」と言い続けてました。

カウちゃん。
緊張のあまり、固まる・・・です。

ちょっと覗いてみました。
固まってますが、どことなく品格のあるカウちゃんです。

診察中の三毛かーさん。

そして、診察中のカウちゃん。
急にですね、少し前からオフィスの猫部屋の水が異常に減りはじめたため、誰か腎不全だ・・・。
と思ってました。
なので、その血液検査を目的とした診察でした。
結果はですね、恐らくカウちゃん。
(血液検査をしたのに、何故、恐らく、と書いているかは後述。)
まだ腎機能が殆ど破壊されたような結果では無く、今から身体を労わっていけば、そこそこいけそうです。
BUNは72.4(基準値17~35)でしたがクレアチニンは2.0(基準値0.8~1.8)でした。
ただし、勘で少し前から毎日点滴をして、の数値なので、点滴をしてこの数値、という風に視た方が良さそうとの事です。
でも、まだまだ機能してますね、腎臓。
後は、やや貧血。
それ以外は問題なしですが、口内炎あり・・・です。
三毛かーさんは腎機能は全く問題なしだったのですが、貧血。
PCVは20%丁度です。
脱水している訳でもないのにタンパクが高く、ぎょぎょぎょ・・・だったのですが(何かしらの免疫反応がある事を示唆する)、結果は、よくよく考えたらFIVキャリアーだったのを忘れてました。^^;
キャリアーの子は貧血傾向にありますね・・・
カウちゃんはPCVは27.3%なので、まずまず、です。
あ・・・本当はもっと無くてはいけないんですけどね。
(基準値24~45)
まだまだ優秀、という意味です。
ただ、三毛かーさんの左側の乳腺に腫瘍が2個、見付かりました。
最近出来たものじゃないか?と仰られていました。
東北から親子連れで6月に来てくれて、子育てを夏までしていて、その後もう少し太ってから避妊しようと思ってまだしていないのですが、ホルモン支配の病気なので、原則避妊なのですが、麻酔をかけたら還って来れないかもしれない貧血なので、麻酔をかける事自体がかなりのハイリスクだというお話でした・・・。
手術するなら緊急、と先生。
らぶぴーのキャリアー軍団は昔から何故か元気なジンクスがあるので「やる!」と言いたいのですが、この日は答えが出せずでした・・・。
でも、急いで決めなければならないのです・・・。
猫の乳腺に出来るしこりはあまり良いものではありません。
ほぼ100%、悪性なのです。
1cmを越えると肺に転移するから、今でギリギリ、やるなら早く・・・。だそうです。
現実問題、予後は・・・どうなのでしょう・・・
転移さえしなければそこそこいけるかも知れないのですが、転移したり、すでに転移している場合、あまり長い時間は無いとの事・・・。
抗がん剤治療も視野に入れていますが、考えがまとまらず、まだ答えは出ていません。
大御所2匹が居なくなり(ちゃあちゃんと若葉)、次なる・・・ですが、猫達からに貰った宿題を含め、三毛かーさんにとって、どうすれば一番良いのか?
多分、そこなのでしょう・・・
あぁ・・・答えが出ない。
そして、ぴー助。
この頑固な便秘は本当に素人の手に負えるものではないな・・・と最近痛感。
これさえクリア出来たら、足が無い事なんか問題ないし、尻尾にしてもしかり(無い)、おしっこは誰でも絞れるようになるし、里子に充分出れると思っているのですけど、うーむ。
先生の方からいくつかご提案頂きまして、当初は非常に狭くなっている骨盤の整復手術のお話も出ていたのですが、何せ片足しか無いもので、手術後、その足ばかりを使うだろうし、負荷がかかり過ぎるためやり直しが必要になる可能性が高いのでは・・・と思って、決断していませんでした。
今日は、恥骨を反対側に着けなおすか、骨盤を割る手術をして、うんちが通ってこれるだけのいわば穴を広げてはどうだろう、とのお話でした。
これなら骨盤や足に負荷はかからないし、良いな、と思ってはいるのですが、じゃあ治癒するまで、便秘の時にうんちを送り出す時に、着けなおした恥骨に負担がかからないのですか?とお伺いすると、多分大丈夫との事。
(隙間が出来るため便が出やすくなるから便秘自体がおこりにくいため)
若いし体力はあるし。
前向きに検討してみる事にしました。


そしてこの日も30分近く、骨盤の所に固まりになった硬いうんちをバラバラにしてひとつづつ送り出してくださり、無事処置が済みました。
とりあえず、うんちが出ていても、うんちが硬いな、と思った時点で来い、と仰られていました。
了解です。
今のままでは腸へのダメージが著しいので、このまま今から長い猫生を過ごすのは大変になります。
ならば治してから巣立てるよう、そう思います。
そうそう、新入り茶トラくんは風邪も全快で無事ワクチン終了しました。
抑えていたので画像は無しです。
抗体価がつくまでは行動制限が必要なので、今しばらくケイジです。
ご飯もぼちぼちらぶぴーご飯に慣れてもらえるよう開始しました。
今はまだお口に合わないようで残してます。
まぁ・・・徐々に・・・って事で。
そして、オフィスの腎不全疑惑ですが、もう1匹居るような気がするのです。
普通、腎不全の猫が輸液をされたら水を飲む量が減ります。(通常に戻るというか)
なのに、妙なタイミングで水が減っている。
しかも、必ず右エリアの水です。
この水を飲んでいるのは誰だ?
血液検査をしていく事にします。
青葉かなぁ・・・